ヨーガを深めるということ

ヨーガを練習し続けるとどうなるでしょうか?

ヨーガを始めたばかりの人と、長く続けている人では、どんなところに違いが出てくるのでしょうか?


ヨーガの目的は、「心を静かにしていくこと」。

心を湖に例えると、湖の湖面のさざ波がなくなり、穏やかで澄んだ湖の状態に近づけること、これが本来の目的です。

私たちは、外側の情報に刺激を受けながら生きています。

その刺激により心は波立ち、様々な反応が起こります。

心の作用を制御することによって得られる体験がヨーガです。


ヨーガは八段階に分けられます。

1.ヤマ(禁戒)

2.ニヤマ(勧戒)

3.アーサナ(座法)

4.プラーナーヤーマー(調気)

5.プラティアーハーラー(制感)

6.ダーラナー(集中)

7.ディアーナ(瞑想)

8.サマーディー(三昧)


この3番目のアーサナ部門が、からだを使って「ポーズ」をとる、一般的にヨガと認知されているものです。


心を静かにしていくのは、とてもとても大変なことなんですね。


ヨーガを練習していると、身体の内側に意識が向くようになります。

例えば「両手を伸ばして上に挙げる」動作では、腕全体の感覚を感じ取ることができるようになります。

さらに、肩甲骨や首の周辺、腰の伸びを感じるようになるかもしれません。

そして、さらに腕の内側や外側の伸びの違いや、背骨の伸び、胃が持ち上がった感じなど、その感覚は広がり繊細になっていきます。

このように「身体の知性」を高めるためには、そこに集中する必要があります。

身体を動かしてはいるものの、頭の中では他事を考えていたり、周囲の人の動きや物音など外側の刺激に心が奪われた状態では、身体の知性は向上していきません。

「今行っていることにどれだけ集中できるか」がヨーガを行う時に大切なことになります。


ヨーガを定期的に練習し、ヨーガを深めていくと、集中力が高くなります。

内側に向ける意識が深くなります。

そして、上記の八段階の段階が上がると、さらにその集中が高いものになっていき、心の作用を制御し穏やかな状態にすることができるようになります。


ヨーガをやって「身体がやわらかくなった」「シェイプアップできた」「身体が健康になった」というのは、練習した人が受けるギフトです。

身体がかたくても、十分な集中ができている人はヨーガを深めることができている、と私は思います。