日本人の10人に1人は腰痛を持っていると言われる現代。
腰痛を持っている人がヨガをはじめてから腰痛が治ったとか改善したという話をよく耳にします。
私自身もそのひとりです。出産後腰痛がひどく、整体院に数年通い治らなかったのですが、ヨガをはじめてからいつの間にか治りました。今はほとんど痛みを感じることはありません。
■ 腰痛の原因 ■
腰痛の原因は様々ですが、疾患が原因のものと疾患がなく原因が不明なものがあり、8割位は原因がわからない(疾患が原因ではないと思われるもの)ともいわれいます。
原因の疾患としてよくあるのは、腰椎ヘルニアなど腰椎等に変性が起こる整形外科的なもの、内臓の病気、ストレスなど心因性のものです。
また、腰痛は急性のものと慢性のものがあります。
ヨガをすることによって改善が期待できるものは、疾患が原因のものでないその他のもの、主に慢性のものです。
このケースでは骨や内臓に異常がないのに、なぜ痛みを感じるのでしょうか。
■ 腰椎など身体に異常がないのに腰痛を感じるのはなぜ? ■
私たちの身体には多くの筋肉があり、その筋肉が緊張したり血行不良を起こすと痛みを感じることがあります。
いわゆる「こり」「はり」のような状態です。
長時間の座り姿勢や立ち姿勢、特異な姿勢によって筋肉が緊張します。運動不足などで筋肉が弱っている場合は背骨周りを支えることが大変になり腰椎自体に負担をかける場合もあります。
腰痛を改善する大きな助けとなるのは、緊張している部分を動かし血行を促進すること、ストレッチすること、ゆるめること、背骨を支える筋肉(背骨周りの脊柱起立筋群や腹筋、背筋、腸腰筋などなど)を強化することです。
背骨は生理的なS字カーブをもっていますが、このカーブを保つには、前述したような筋肉が必要です。これらの筋肉が弱くなると正姿勢を保てなくなり、身体の歪みとなり筋肉の緊張を引き起こします。
■ ヨガが腰痛改善に効果的な理由 経験から思うこと ■
10年ほどヨガのクラスをしていますが、腰痛が治った方のお話を聞くとその方の身体の特徴により原因が色々と見えてきます。
経験的な話になりますが、私が腰痛改善に効果的と感じるのは以下のようなポイントです。
⓵ハムストリングス(太ももの裏側の筋肉)の柔軟性向上
②腸腰筋(腸骨筋と大腰筋 股関節奥の筋肉)の柔軟性向上
③梨状筋(お尻の奥にある小さい筋肉)の柔軟性向上
④腹筋とくに腹横筋などの身体の奥にあるインナーマッスル強化
⑤肋間筋など身体の側面の筋肉の柔軟性向上
⑥腰背部の柔軟性向上
⑦背骨の周辺の筋肉や靭帯の柔軟性向上
ヨガのクラスで行う内容がこれらの改善に役立っているため腰痛改善に効果があるのだと実感しています。
腰痛は「腰」の痛みなのですが、腰から離れた部分の影響もあると思います。身体は繋がっているので、様々な身体の部分の緊張が腰痛として現れるようです。
あくまで骨や内臓の病気がない前提の話なので、ひどい腰痛が続く人は病院を受診されてヨガを行っても良いかどうかを確認してからヨガをされることをおすすめします。