マタニティヨガに通われていた方からご出産の体験記をいただきました。
一部をご紹介します。
"・・・・ 陣痛開始時、陣痛間隔があるから、呼吸を整えてこの痛みを乗り越えようとしました。実際に息を吐くことに意識を向けることで痛みはやわらぎました。ただ、私の場合、陣痛間隔というものがほぼなく、 激痛がひたすら連続するものでした。想定外でパニックになりそうでしたが、必死に呼吸に集中するようにしました。テニスボールはとても役立ちました。結局、吸引、会陰切開、クリステレル分娩で出産いたしました。分娩時間2時間半という超スピード出産です。お腹を押された痛みが強すぎて絶叫しましたが、1発で産まれてきてくれたのでせっかちな私らしい出産だったかと思います。呼吸を意識することについては、陣痛の際のことは考えていましたが、その他どの痛みを我慢するときも重要だと気づきました。会陰の縫合、搾乳の際も息を吐くことに集中すると痛みを逃すことができました。助産師のみなさんに、呼吸が上手と褒められたのもヨガを続けていたからだと思います。 ”
■この方は、38週で子宮口3㎝開大していました。しかし41週過ぎてもお産が始まらないので入院、分娩誘発(促進剤を投与して陣痛を起こしお産すること)になったそうです。
このように子宮口が開いていても、その先が進まないケースもあります。
※クリステレル分娩: お産の最終段階(赤ちゃんがもう少しで出てくる時期)で娩出力(陣痛の力)が弱く出産を急ぐ場合、子宮底部(子宮の上の部分の腹部)に圧力をかけてお産を助ける手技を使った分娩。
※テニスボールについてはこちら
■呼吸に意識を向けてゆっくり呼吸を続けると、陣痛だけでなく、会陰切開の縫合時やその後の痛み、搾乳時の痛みまで軽減できる! 呼吸法は素晴らしい味方ですね。